2011年07月03日

夜のトバリが下りきっても・・・

久し振りに楽しい夜だった。

震災以降なんとなく塞ぎがちで、後ろ向きだった気持ちが

生ビールを飲み干すたびに上を向き、そして前を向いてゆく。

何かを振り払うようにグラスは空になってゆく。

やがておかわりはグラスではなくピッチャーになっていた。

いくら飲み放題とは言え、この人たちは底なしだ。

飲んで食べてしゃべってそして笑う。

楽しいひとときは瞬く間に過ぎて行く。

夜のトバリがおりきった頃、ウラワカキ女子たちを駅まで送ったが

僕のメートルは1センチたりとも下がらず

どうしても家まで真っ直ぐに帰れない。

かばん屋とふとん屋は日付が変わっても

ビール片手にいつまでもクダを巻いているのだ。





  


Posted by 周ちゃん at 17:53Comments(4)