2013年05月23日

げんこつやま!

「社長~お店続けて下さいよ~」

兵庫県豊岡市にある取引先の営業マンは

弱冠、ロレツの回らなくなってきた口調で繰り返す。

「なんで止めちゃうんっすか~」

「キミのところが安く商品を提供してくれないからだ!」

「あっ!やっぱり!? わっかりました、もう5%掛け率下げましょっ!」

「だからー、来月25日で閉店するって言ってるだろ!」

「マジっすか!?」

酔っぱらった若き営業マンはややこしいのだ<`ヘ´>


「閉店までに一回飲みに行きましょう、その時は豊橋に宿を取りますから・・」

先月営業に来た彼は鼻息も荒くこう言ったのだ。

愛知県内の得意先をまわり、最後に豊橋入りした彼と7時に待ち合わせ

初めて入った店が「げんこつやま」

げんこつやま!

パセオのとなりのとなりのとなりの店だ。

近くて非常によろしい(笑)

オープンして半年ぐらいだろうか?

一度たずねてみたいと思っていた店だ。


初めて入る店は緊張と不安が、ドアの取っ手にかけた手を一瞬硬直させる。

しかーし、そんな緊張も不安も生ビールの泡とともに飲み干したボクは

この店の居心地良さに気付き始めている。

「大将、焼酎に替えたいけど何かオススメはありますか?」

するとカウンターに座っていたビジネスマン風の若者が

目をキラ~ンと輝かせながらボクを見据え

「お客さん、とっておきのオススメありますよ!」

と言いつつにじり寄ってくるではないか。


彼は”いいちこ”でお馴染みの大分は三和酒類㈱の営業マンだった。

新商品の焼酎をたまたま売り込みに来ていたのだ。

「この深薫(シンクン)ウマイっすよー」

「飲んでみんとわからんやー」

「ですよねー。コレボクが持ちますから飲んで下さいよ」

「あ、そう!タダ?悪いねー」

豊岡の営業マンともどもグビリ、グビリと飲み干す。

お~ なかなかイケルではないか(^-^)

豊岡と大分はタメ(同い年をなぜタメと言うのか?だが)だったことが判明し

それだけで盛り上がっていた。

オジサンはひとりタダの深薫をおかわりする(笑)

こうなったらもうキープするしかないでしょっ!

げんこつやま!

思いのほか良い店に巡り合えた喜びに浸りつつ

「げんこつやま」を後にするボクに豊岡の営業マンは

「来月もまた商売にきますから、またココに来ましょうよー」

だから、もうパセオ閉店だっつーの!!



Posted by 周ちゃん at 16:11│Comments(2)
この記事へのコメント
大分県人として代わりにお礼申し上げます!
げんこつやま、いつも前通りますが美味しそうなイメージ^^
ランチもやってますよね、一度行ってみたいんですよ~♪
今度いっちこー(行ってこう、の意)←これが言いたくての前ぶりでした(笑)
Posted by 子宝★ママ子宝★ママ at 2013年05月23日 16:28
子宝★ママ 様♪

いいちこってそういう深い意味があったんだ(笑)

是非一緒にランチいっちこー??
Posted by かばん屋周ちゃんかばん屋周ちゃん at 2013年05月23日 17:09
 
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