2013年02月18日

春まだ遠い週末の夜!

立春も過ぎ、鬼祭りだって終わったのに

春が訪れる気配はこれっぽっちもないではないか。

比較的温暖と言われるこの地方でも

連日最高気温が10℃に満たない日が続く。

そんな身も心も凍えてしまいそうな冷たさを

酒でも飲んで吹き飛ばそうと

僕は数少ないトモダチに電話した。

こうちゃんは「悪いなぁ、風邪気味で体調がすぐれないんだ。」

よっちゃんは「悪いなぁ、家族で食事に出掛けるんだ。」

コンドウは「悪いなぁ、気温が10℃以下での外出は医者から止められてるんだ。」


午後7時10分、「海ぼうず」のテーブルに僕とコンドウは向かい合って座わり

かんぱーいと言いつつ、いざビールグラスを口に運ぼうとしたまさにその時

左胸のポケットで携帯が震えた。

(愛しのアノ人かしら)てなことを想像しながら

ディスプレイを見ると娘からだった。

グラスをテーブルに置き店の外へ出て通話ボタンを押す。

娘の口から衝撃発言が飛び出した。

「ダンスの練習中に足を怪我しちゃって今から病院に行って来る」

どこの病院・・・ どうやって・・・

「ダンスチームのコーチに市民病院へ連れて行ってもらってるから」

僕はビールグラスをウーロン茶のグラスに持ち替えてその後の連絡を待った。

左膝の内側の靭帯が伸びて、少し痛みはあるけど全治2週間程度の怪我のようだ。

1時間後、「応急手当をしてもう家に帰ってきたから心配無用」とメールが来た。

僕はウーロン茶のグラスを再びビールグラスに持ち替え改めて乾杯した。

娘の容体を気にしつつもいつの間にかビールから焼酎にシフトし

河岸も「海ぼうず」から行きつけのスナックへとシフトする。

怪我の具合が思ったほどひどくなかったことと

コンドウとの久し振りの酒交が僕のメートルを上げる。

いろんな意味で少しドキドキした

寒くもあり、温かくもあった週末の夜であった。
  


Posted by 周ちゃん at 11:57Comments(2)