2013年02月10日

くちびるをかみしめて・・・

昨日の夕飯の時、妻が「今日 BSで拓郎の番組やりますよ」と教えてくれた。

もう何年も夕食など共にすることもなく

ましてやその時間は

別室でひとりテレビを見ていることが多くなった妻が

「今夜、BSで拓郎の番組やりますよ。

 10時からですけどアナタ起きていられるかしら うふっ!」

うふっ!の意味はよくわからなかったが

確かに昨日の朝は3時に起きて配達の仕事にでかけていたので

ハッキリ言って僕にも自信はなかった。

今朝も配達の仕事が入っていればおそらく起きてはいられなかっただろう。

しかーし、テレビ欄で確認すると

「吉田拓郎の千夜一夜、沢田研二との対談」と書かれているではないか。

もちろん唄う事を中心としたドキュメンタリー的な番組

(過去に何度か放送されていたとしても)であったとしても

まちがいなく見たであろうが

僕が拓郎ファンを自負する大きな要因のひとつでもある

MC、いわゆるトークの部分ははずすことはできない。

案の定、ジュリーの語り口のもどかしさに比べ

拓郎のそれは痛快でおもしろかった。(あくまでも個人的な感想です)

66歳の拓郎と64歳のジュリー(久し振りに見た彼の変貌ぶりにはいささか驚いたが)

ジャンルは違えど1970年代~1980年代にはともに

スーパースターであったことはまちがいない。

拓郎はずーっとジュリーのファンだったと言っていた。

彼のバックバンドとしてギターを弾きたいとも言っていた。

が、ジュリーの拓郎に対する想いとの間にはいくらかの温度差はあったかも知れない。

いずれにしても還暦を超えてもなおステージには断ち続けたいと思う彼らには脱帽だ。

今後も僕は拓郎のしゃべり方を意識するだろう。

番組の中で歌った「唇をかみしめて」を

僕もギター片手にいっしょに歌った。

僕の隣にはいつのまにか娘が座り

「拓郎の方がおとうさんより若く見えるっじゃん!」とか

「ギター弾けてないしっ!」とか

うるせぇっつーの!


こたつの上の缶チューハイ(氷結ラ・フランス)を

僕はぐぃっと飲み干したのだ。  


Posted by 周ちゃん at 15:30Comments(2)