2012年11月18日

巳庵とテントウムシ!

かれこれ10年続いている飲み会がある。

しかも年に2~3回は開催しているからもう30回近くになるだろう。

平成14年度 中部中PTAの役員と当時の教頭先生を合わせた16人

毎回、ほぼ100%に近い出席率だ。

企画、設営を任されているボクは会場選びに頭を悩ますのだ。


昨日はココラフロントそばにある「巳庵」にこのメンバーが集まり

ちょっと早い忘年会を催した。



近況を報告し合う中で今回の一番の話題は

メンバーの一人(53歳・女性・看護師)が人命救助で警察から表彰されたヒーロー話だった。

地元の新聞でも大きく取り上げられていたのでご存知の方もいるだろう。

表彰状の他に金一封とかでるの?

下世話なボクの質問に大きく顔を左右に振りながらコトの次第を彼女は話す。



休日だったある日、テニスサークルで友だちと汗を流していたところ

隣りのコートで練習していた男性(51歳)が突然倒れ、ピクリとも動かない。

異変を察知した彼女は男性のもとに駆け寄り呼吸を確認する。

息してない!

胸に耳をあてる。

心肺停止!

つい先日心臓マッサージとAED使用の講習を受けたばかりのボクでさえ

おそらく動揺して適切な処置は施せなかっただろう。

しかし彼女は周りの人にテキパキと指示をし(救急車呼ぶ、AED持ってこさせる)

その間様子を見ながら心臓マッサージを続ける。

それらの初動処置のおかげでこの男性は息を吹き返したのだ。


昨日集まった16人はみなこの男性より年上だ。

無事家にたどり着けるか心配しつつ「巳庵」を後にしたが

いつものように2次会場の「テントウムシ」に繰り出し



さらにアルコールを体に沁み込ませ、そしてピザまでほおばったのだ。

誰もがヒーローの世話になりたくない と思いつつも

どうしてもまっすぐ家には帰れない、少し風の冷たい夜であった。



  


Posted by 周ちゃん at 15:08Comments(0)