2011年10月28日

とんび!

秋の夜長・・・

自室でひとりくつろぐ午後10時・・・

テレビを消すと

ツーンとした夜気が

静寂さを際立たせるようだ。

折しも読書週間真っ只中

ソファーにだらしなくもたれかかり

重松 清の とんび を読みふける。



瀬戸内海に面した中国地方が舞台の

父と子の切なくも心震える物語りなのだ。

主人公である父と

広島で生まれ育った僕の父が

この地方独特の方言で重なりあう。

僕は声に出して読み 笑う。

そして泣く。

ビールがいつもより心にグーっと沁み渡るのは

日ごと深まりゆく秋のせいだけではないだろう。  


Posted by 周ちゃん at 15:18Comments(0)