2012年07月14日

さあ 頑張るよ~!」

父の死はとても悲しかったが

遺してくれたモノもたくさんあった。

8人兄弟の4番目だった父の親戚縁者は

関西、中国地方、九州と西の方に多い。

逝去の翌日が葬儀だったにもかかわらず

存命の兄弟はもとより、甥や姪まで駆けつけてきてくれた。

そして誰もが棺の中に眠る父を拝み涙するのだ。

おやじの人柄に改めて畏敬の念を抱く。

通夜の後、控室でくつろぐ親戚たちは昔話に花を咲かせていた。

30年振りぐらいの再開だから話は尽きないのだ。

親父の息子に生まれた事を誇りに思った。

午後10時を過ぎるとサンサンゴゴ帰路に就き

控室には僕と弟だけになった。

線香の灯を絶やさないよう二人だけで親父のそばで夜を明かしたのだ。

静まり返った祭壇の前に立ち、優しく微笑みかける遺影を見つめる。

涙が後から後から溢れ出て止まらなかった。


でもいつまでも悲しんでばかりいられない。

頑張って生きて行かなくちゃ!

笑って生きて行かなくちゃ!!

  


Posted by 周ちゃん at 15:11Comments(2)