2010年07月26日

シクラメンのかおり・・・

珍しい友が店に来た。

小学校1年生からの同級生ヒロちゃんだ。

所用で豊橋駅前まで来たので足をのばしてくれたのだ。

毎年お盆前後に恩師を囲んで5人で飲む男子会の打ち合わせも兼ねようって訳だ。

彼は小学校の時から文武とも優秀で、しかも人柄も含め

いつも、何をしても学年(谷川小は1クラスしかないけど)で1番だった。

僕は全てにおいてその彼とは対極にいた。

中学に入ってもその座は譲らない。

高校は当然時習館、そして大学は名大だ。

名古屋大学農学部を首席で卒業した彼は

いっさいのコネもツテもなく、ましてやコビを売る事もなく経団連の職員になった。

そのまま定年まで職を全うすれば何の不安も

不自由もストレスも感じない余生を送れたであろう。

にもかかわらずある時彼は、未練など微塵も見せずその安定した環境を断ち

みずから家業である農家を継承すべく拳を突き上げたのだ。

祖先と家族をこよなく愛しつつ

秋から冬にかけては山でミカンを収穫し

春から夏にかけてはビニールハウスで花々を栽培する心優しい男なのだ。

(帰宅後は今栽培中のシクラメンの世話をすると言っていた)



来月の男子会 楽しみにしてるぜ!  


Posted by 周ちゃん at 14:24Comments(6)