2011年06月20日

震災の影響はこんな所にも・・・

開発ビル前で起きた傷害致死事件の報道を受けて

友人、知人から電話やメールがいくつかあった。

ほとんどがコトの真相を知りたがる内容だったが

「周ちゃん生きとるかん?」なんてのもあった。

そんな中のひとりYちゃんは「周ちゃん大丈夫?」

涙声でさえあった。

いやー、そこまで僕の事を心配してくてたのかー

と思ったが そうじゃなかった。

昨日は震災後ちょうど100日の節目の日だった。

Yちゃんのご主人はゴールデンウィークの長期休暇を利用して

仲間数人と被災地へボランティアとして赴いていたようだ。

ガレキを撤去したり、避難場所を駆け回ったり

凄惨な現場を目の当たりにしてガクゼンとしたものの

復興へのお手伝いに、初めのうちは情熱を燃やしていた。

しかし活動を重ねることで

亡くなられた方やその遺族の方たちとの接触も避けられない。

Yちゃんの声はさらに細く、弱弱しくなってゆく。

1週間後帰宅したご主人は疲れ切っていた。

そして日を追うごとに虚脱してて行く。

PTSDと診断され療養を余儀なくされたのだ。

困ってる人を助けたいと望んで被災地へ向かったが

この大震災は遠く離れた小さな街の

片隅でつつましやかに暮らす人の心にも深い傷を負わせたのだ。

Yちゃんの小さな声に耳を傾けながらも

慰めの言葉も、励ましの言葉も発せられない僕は

ご主人の一日も早い回復を祈る事しかできなかった。




Posted by 周ちゃん at 15:58│Comments(2)
この記事へのコメント
ボランティアの方がPTSDや精神疾患に悩まされる事も多いようですね。。
現地はそれほどの状態だと思うと・・
Posted by YOSHIYOSHI at 2011年06月21日 05:17
YOSHI様
一刻も早い復興を願うだけです・・・
Posted by かばん屋周ちゃんかばん屋周ちゃん at 2011年06月21日 11:31
 
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