2011年06月19日
心の隙間を埋めてあげるわ!
ビール好きであり、かばん屋でもある僕は躊躇うことなく購入した。

ビアボーイはビール会社の熱血営業マンの話で
筆者はサントリーに18年務め、その内の営業時代の体験がベースになっている。
筋が通らず小狡しい上司とやりあい
中国地方の片田舎の営業所に飛ばされた若き主人公が
地元の卸しや小売店さんや業務店さんとの葛藤の中で
ライバル会社と火花を散らしつつ営業マンとして成長していく姿を描いたものだ。
メーカーと卸、小売店、そして業務店との関係などが分りおもしろかった。
日頃何気なく飲んでいるビールの泡の中には
作り手と売り手の思惑がホップとともに混ざっているのかもしれない。
かばん屋の相続は銀行員から見た零細企業の浮き沈みを描いた話で
筆者は元銀行員で京都の一澤帆布の相続争いに着想を得た小説だ。
わが社には相続するような財産などかけらもないが
小売店と消費者、小売店と問屋、小売店と銀行など
それぞれの間に行きかう人間の心根の様子がリアルで
この小説もとてもおもしろかった。
蓄積されるストレスの発散と、心の隙間をそっと埋めてくれる読書は
僕の大切な趣味のひとつになっている今日この頃なのだ。
ビアボーイはビール会社の熱血営業マンの話で
筆者はサントリーに18年務め、その内の営業時代の体験がベースになっている。
筋が通らず小狡しい上司とやりあい
中国地方の片田舎の営業所に飛ばされた若き主人公が
地元の卸しや小売店さんや業務店さんとの葛藤の中で
ライバル会社と火花を散らしつつ営業マンとして成長していく姿を描いたものだ。
メーカーと卸、小売店、そして業務店との関係などが分りおもしろかった。
日頃何気なく飲んでいるビールの泡の中には
作り手と売り手の思惑がホップとともに混ざっているのかもしれない。
かばん屋の相続は銀行員から見た零細企業の浮き沈みを描いた話で
筆者は元銀行員で京都の一澤帆布の相続争いに着想を得た小説だ。
わが社には相続するような財産などかけらもないが
小売店と消費者、小売店と問屋、小売店と銀行など
それぞれの間に行きかう人間の心根の様子がリアルで
この小説もとてもおもしろかった。
蓄積されるストレスの発散と、心の隙間をそっと埋めてくれる読書は
僕の大切な趣味のひとつになっている今日この頃なのだ。
Posted by 周ちゃん at 16:38│Comments(2)
この記事へのコメント
かばんや相続本は装丁がいい感じだなので「これは買い!」と思いましたが(装丁のよしわるしで買うことも)、あらすじからビール本も読みたくなりました。これもきっと買うと思います(笑)
Posted by EMG at 2011年06月22日 01:10
EMG様
その際は是非読書感想文UPして下さい(笑)
その際は是非読書感想文UPして下さい(笑)
Posted by かばん屋周ちゃん
at 2011年06月23日 10:53
