2011年01月24日
サキちゃん
それは昨日の夕方5時頃の出来事だった。
ひと仕事終え、小腹も空いていたので
前日にサンヨネで買っておいた、好物のおはぎを食べつつ
お茶をすすっていると
「しゅうちゃーん、会いに来たよー」と言いながら
ベージュの暖かそうなコートを着た若い女性が店に入って来た。
女優のようなメイクに、一流バーのママのようなアップにした髪が
とても良く似合うそれはキレイな女の人だ。
僕は漫画にすると頭の上に?マークが3つぐらいついてるような顔で
「あっどうも!こんにちは」などと言いながら
メガネをかけ直しその女性の顔を見詰めたが
どこかで会った事があるかも知れない ぐらいの記憶しかない。
そんな僕の表情を察してか
「○○○○のサキですよー」と名乗ってくれた。
僕は はた と思いだした。
イメージとキャラが少し変わっていたが
顔も話し方もあの時のサキちゃんだ。
でも「しゅうちゃん会いに来たよ」などと言うほど
そんなには親しくなかったと思うのだが。
しかも彼女に会うのは実に3年振りぐらいなのだから・・・
サキちゃんはいぶかしがる僕には構わず
「私、今休職中なの。あれからいろいろあって離婚もしたし
会社が長期休暇をあげるからしばらくゆっくり休めって言ってくれたの。
で ちょっと出掛けたいとこがあるからスーツケース買いに来たの。」
あのイチャモンピンクのスーツケースを引っ張りながら
すっかり夜のトバリが降りた街を駅に向かって歩いてゆくサキちゃん。
ヒラヒラと揺れるベージュ色のコートの裾を見送っていると
サキちゃんはふいに振り返り
「帰ってきたらまた来るね」と言った。
そして踵を返すとまた駅に向かって足早に歩き出した。
僕はきっともうこないだろうと思った。
いったいサキちゃんに何があったのだろう。
ひと仕事終え、小腹も空いていたので
前日にサンヨネで買っておいた、好物のおはぎを食べつつ
お茶をすすっていると
「しゅうちゃーん、会いに来たよー」と言いながら
ベージュの暖かそうなコートを着た若い女性が店に入って来た。
女優のようなメイクに、一流バーのママのようなアップにした髪が
とても良く似合うそれはキレイな女の人だ。
僕は漫画にすると頭の上に?マークが3つぐらいついてるような顔で
「あっどうも!こんにちは」などと言いながら
メガネをかけ直しその女性の顔を見詰めたが
どこかで会った事があるかも知れない ぐらいの記憶しかない。
そんな僕の表情を察してか
「○○○○のサキですよー」と名乗ってくれた。
僕は はた と思いだした。
イメージとキャラが少し変わっていたが
顔も話し方もあの時のサキちゃんだ。
でも「しゅうちゃん会いに来たよ」などと言うほど
そんなには親しくなかったと思うのだが。
しかも彼女に会うのは実に3年振りぐらいなのだから・・・
サキちゃんはいぶかしがる僕には構わず
「私、今休職中なの。あれからいろいろあって離婚もしたし
会社が長期休暇をあげるからしばらくゆっくり休めって言ってくれたの。
で ちょっと出掛けたいとこがあるからスーツケース買いに来たの。」
あのイチャモンピンクのスーツケースを引っ張りながら
すっかり夜のトバリが降りた街を駅に向かって歩いてゆくサキちゃん。
ヒラヒラと揺れるベージュ色のコートの裾を見送っていると
サキちゃんはふいに振り返り
「帰ってきたらまた来るね」と言った。
そして踵を返すとまた駅に向かって足早に歩き出した。
僕はきっともうこないだろうと思った。
いったいサキちゃんに何があったのだろう。
Posted by 周ちゃん at 17:42│Comments(2)
この記事へのコメント
実話?
なんか小説読んでるみたいだよ~(≧▽≦)
で、つづく・・・?(笑)
なんか小説読んでるみたいだよ~(≧▽≦)
で、つづく・・・?(笑)
Posted by ミリズ at 2011年01月24日 17:48
ミリズさん☆
つづきがあればまた書くよ(笑)
つづきがあればまた書くよ(笑)
Posted by かばん屋周ちゃん
at 2011年01月25日 11:35
